語り、そう 千景が敢えて朗読ではなく、「語り」というのには、訳があるのです。
心動かされる文章、名作と言われる詩や短歌、そこにある魂、気持ち、心、
その、「語りべ」になりたい。

何故音♪を? と訊かれたら、
例えば風の音、雨の音、日の光や月の光が射しこむ様、
詩的な描写の中にある波動、メロディーやリズム、心で感じたままを、
私という媒体を通して、融合させ、表現をして行きたいと。

大変ワガママだけれど、目が勝手に詩を選び、耳が勝手に音を選ぶ。

そして私は心を研ぎ澄ませ、じっと耳を傾ける。

いのちと 
     こころの
          「語りべ」に

千景 みつる